暑い時期は熱中症予防にも水分補給はかかせませんし、冷たい飲み物を飲むことが多くなりますね。
いくらお茶好きとはいえ暑い中、熱々のお茶を飲むのはさすがに辛いものですが、夏場でも冷房の効いた部屋や、涼しい朝の時間に温かいお茶を飲んでみると湯船につかったようにホッとします。
現代は冷蔵庫で冷えた飲み物がいつでも飲めますが、意外にも冷蔵庫の普及からはまだ100年も経っていません。
家庭にクーラーが普及し始めたのもそれこそ冷蔵庫よりも後になります。
人の身体はいくら暑いとはいえ、クーラーの涼しさや、冷蔵庫で冷やした冷たい物を食べて飲むことに対応しきれていないそうです。
体内に冷えが蓄積され、さまざまな体調不調の原因にもなるとか。
冬場のように冷えを感じなくても、身体には知らず知らずのうちに冷えが蓄積されてしまいます。
夏場でも熱湯ではなく80℃位に冷ましたお茶は、飲みやすく感じます。
子どもの頃は「冷たい物ばかり飲んでいてはだめ」そう声をけられていたものです。
今は何でもありの時代ですが,ひと昔前は「あれはダメ、これはダメ」とよく言われたものです。
それは、先人の大切な教えであったと今は思います。
夏場は旨みの強いお茶よりも、あっさりとした番茶やほうじ茶を薄めにいれて飲むとスッキリします。