に投稿

2022年種子島茶新茶 入荷

種子島茶とは、鹿児島県の種子島全域で生産されているお茶です。

その歴史は古く明治時代に森林の開拓から始まりました。

鹿児島茶全体では深蒸し茶が多く生産される中、浅蒸しのお茶にこだわりお茶本来の香りと味わいを感じることのできるお茶作りが続けられています。

種子島の気候風土にあった多様な品種が栽培され中でも、明治時代に静岡から種子島に移り住んだ栗田茂三郎氏が静岡から「茶」の種子を取り寄せ

育った茶の木から選抜した茶の木の優等生が認められた品種「くりたわせ」

実に静岡から届いた種子から60年近い長い歳月を経て誕生した品種です。

この「くりたわせ」は種子島茶を代表する品種でもあります。

現代のお茶は仕上げの火入れが強いお茶が多く「火香」と呼ばれる、やわらかくもコクのあるお茶の香りが好まれています。

ですが、お茶は本来、生の葉を加熱し、乾燥させたものです。

葉の青々しがあって当然でもあり、いれたお茶の色も黄色いのが本来です。

さっと蒸したお茶の香りは茶の葉の本来の香りに近いものがあります。

その香りにちょっと驚かれるかもしれませんが茶摘みされたばかりの生葉は製茶されたいつものお茶とは、かけ離れた華やかな香りがするものです。

そういったお茶本来の香りと味わいをご紹介したく、この度は種子島で農薬不使用栽培でお茶作りを5代に渡り続けられている茶農家さんから2022年の新茶を届けていただきました。

お茶本来の香りと味わいの種子島茶をぜひご賞味ください。

に投稿

暑い夏にも温かいお茶を

暑い時期は熱中症予防にも水分補給はかかせませんし、冷たい飲み物を飲むことが多くなりますね。

いくらお茶好きとはいえ暑い中、熱々のお茶を飲むのはさすがに辛いものですが、夏場でも冷房の効いた部屋や、涼しい朝の時間に温かいお茶を飲んでみると湯船につかったようにホッとします。

現代は冷蔵庫で冷えた飲み物がいつでも飲めますが、意外にも冷蔵庫の普及からはまだ100年も経っていません。

家庭にクーラーが普及し始めたのもそれこそ冷蔵庫よりも後になります。

人の身体はいくら暑いとはいえ、クーラーの涼しさや、冷蔵庫で冷やした冷たい物を食べて飲むことに対応しきれていないそうです。

体内に冷えが蓄積され、さまざまな体調不調の原因にもなるとか。

冬場のように冷えを感じなくても、身体には知らず知らずのうちに冷えが蓄積されてしまいます。

夏場でも熱湯ではなく80℃位に冷ましたお茶は、飲みやすく感じます。

子どもの頃は「冷たい物ばかり飲んでいてはだめ」そう声をけられていたものです。

今は何でもありの時代ですが,ひと昔前は「あれはダメ、これはダメ」とよく言われたものです。

それは、先人の大切な教えであったと今は思います。

夏場は旨みの強いお茶よりも、あっさりとした番茶やほうじ茶を薄めにいれて飲むとスッキリします。