種子島茶とは、鹿児島県の種子島全域で生産されているお茶です。
その歴史は古く明治時代に森林の開拓から始まりました。
鹿児島茶全体では深蒸し茶が多く生産される中、浅蒸しのお茶にこだわりお茶本来の香りと味わいを感じることのできるお茶作りが続けられています。
種子島の気候風土にあった多様な品種が栽培され中でも、明治時代に静岡から種子島に移り住んだ栗田茂三郎氏が静岡から「茶」の種子を取り寄せ
育った茶の木から選抜した茶の木の優等生が認められた品種「くりたわせ」
実に静岡から届いた種子から60年近い長い歳月を経て誕生した品種です。
この「くりたわせ」は種子島茶を代表する品種でもあります。
現代のお茶は仕上げの火入れが強いお茶が多く「火香」と呼ばれる、やわらかくもコクのあるお茶の香りが好まれています。
ですが、お茶は本来、生の葉を加熱し、乾燥させたものです。
葉の青々しがあって当然でもあり、いれたお茶の色も黄色いのが本来です。
さっと蒸したお茶の香りは茶の葉の本来の香りに近いものがあります。
その香りにちょっと驚かれるかもしれませんが茶摘みされたばかりの生葉は製茶されたいつものお茶とは、かけ離れた華やかな香りがするものです。
そういったお茶本来の香りと味わいをご紹介したく、この度は種子島で農薬不使用栽培でお茶作りを5代に渡り続けられている茶農家さんから2022年の新茶を届けていただきました。
お茶本来の香りと味わいの種子島茶をぜひご賞味ください。